スナークの憂鬱

場末の基礎系大学教員がね、ときどき何かを吐き出したり、真顔で法螺を吹いたりする。

インパクトファクターを算出してもらえなくなったジャーナル(2023年発表:2022 JOURNAL IMPACT FACTOR)

先日、自誌引用を強要していた国内の医学・医療系学会のジャーナルがJIFを算出してもらえなくなったと紹介しました。実は同じ年、同じような理由(『不自然な変動』)でJIFが算出されなくなった国内の医学・医療系ジャーナルがあります。この二つのジャーナル、何のご縁かインパクトファクターが始めて付与された年も同じです(両ジャーナルの分野は近くはありません)。

 

このジャーナルのJIF(実線)とJIF without self cites(点線)の推移をみると、先に紹介したジャーナルと同様でした。もともと自誌引用の割合が多めで、それが2014年に大幅に増えて(その結果JIFも大幅に増えて)・・・・それで終わり。

 

自誌引用が多い?

 

それから8年ほど経っていますが、この後に再度インパクトファクターが付与されることはあるのでしょうか?

 

私はこのジャーナルが自誌引用を強要していたかどうか、噂レベルの情報も持ち合わせていませんが、少なくとも身内だけで引用している=他のジャーナルに引用されない≒掲載論文が身内以外の研究者に見向きもされていない、ということになりますでしょうか。

 

投稿する側としては、身内以外の研究者に引用されるような、価値のある研究成果を論文化するよう心掛けないといけませんね。

 

 

 

amp-on-tongue.hatenablog.com